e内容証明の使い方|登録から差し出しまでの流れと注意点

サシダス編集部

e内容証明の使い方を、利用登録から文書の用意、差し出し、支払いまでの流れに沿って解説します。料金の内訳や、規定エラーなどつまずきやすい点、窓口との違いも整理。自分で出したい人向けです。

e内容証明は、利用登録をして、規定どおりのWord文書を用意し、画面の案内に沿って入力して、クレジットカードで払えば差し出せます。24時間受付なので(メンテナンス時を除く)、郵便局の窓口に行く時間がない人にも向いています。

つまずきやすいのは、文書の規定エラーと、料金の見込み違いです。この記事では、登録から差し出しまでの流れを順番に説明し、気をつけたい点もあわせて紹介します。

e内容証明とは? 窓口で出す方法と何が違うの?

e内容証明は、日本郵便が行っている、インターネットで内容証明を差し出せるサービスです。

そもそも内容証明とは、「いつ・誰が・誰に・どんな内容の文書を出したか」を日本郵便が証明する制度です。ここで大切な点があります。内容証明は、文書に書いた内容が正しいことを証明するものではありません。相手に支払いなどを強制する力を持つものでもありません。「この文書を、この日に、この相手に出した」という事実の記録を残す仕組みです。

窓口で出す場合との違い

同じ内容証明でも、窓口で出す方法とe内容証明では、準備するものや出し方が変わります。

項目e内容証明郵便局の窓口
受付24時間(メンテナンス時を除く)内容証明を扱う郵便局は一部
文書の形Wordファイル(A4縦)、1通5枚まで同じ文書を3通用意(相手用・差出人用・郵便局保管用)
利用登録必要不要
郵便料金の支払いクレジットカード窓口で支払い
差出人の控え謄本が残る差出人用の1通が戻る

窓口で出す場合は、文字数や行数の決まりに合わせて、同じ文書を3通そろえる必要があります。縦書きは1行20字以内・1枚26行以内です。横書きは、1行20字26行以内、1行13字40行以内、1行26字20行以内のいずれかです。

e内容証明は、Wordファイルを1つ用意すれば出せます。紙を3通そろえる手間がありません。その代わり、利用登録とクレジットカードが必要です。

文書そのものの書き方や構成は、別の記事で説明しています。この記事では、サービスの使い方に絞って進めます。

利用登録から差し出しまでの流れはどうなっているの?

大まかな流れは次のとおりです。画面の表示や項目名は、変わることがあります。実際に使うときは、サービス上の案内を優先してください。

  1. 利用登録をする
  2. 差し出す文書をWordで作る
  3. ログインして、文書のファイルをアップロードする
  4. 受取人と差出人の情報を入力する
  5. 配達証明や速達などのオプションを選ぶ
  6. 料金と内容を確認する
  7. クレジットカードで支払う
  8. 差し出しが終わったら、謄本を保管する

1. 利用登録をする

e内容証明を使うには、利用登録が必要です。一般的に、氏名や連絡先などの情報を入力します。登録が済むと、ログインして文書を差し出せるようになります。

文書を出す直前に登録を始めると、あわてやすくなります。相手に出したい日が決まっているなら、早めに登録だけ済ませておくと安心です。

2. 差し出す文書をWordで作る

e内容証明で使える文書は、Wordファイルで、A4縦です。1通5枚までという決まりもあります。

ここで、日本郵便が決めた書式の規定に合っていないと、エラーになって差し出せないことがあります。文字数や行数などの決まりは、事前に公式の案内で確認しておきましょう。自分で作るときは、次の点に注意してください。

  • 用紙の向きはA4縦にする
  • 枚数は5枚以内におさめる
  • 決められた書式の規定に合わせる
  • 誤字や脱字がないか、声に出して読み返す
  • 相手の氏名や住所が、書類や記録と合っているか確かめる

差し出したあとに、文書の内容を直すのは難しいと考えておきましょう。ファイルを送る前に、時間をおいてもう一度読み返すのがおすすめです。

3. ファイルをアップロードして、情報を入力する

ログインしたら、画面の案内に沿って文書のファイルをアップロードします。続けて、受取人と差出人の情報を入力します。

ここでは、住所や氏名の入力まちがいに気をつけてください。文書の中の宛名と、入力した宛先が食いちがっていないかも確認しましょう。

4. オプションを選び、内容を確認する

必要に応じて、配達証明や速達などを選びます。くわしくは後の見出しで説明します。選び終わると、料金が表示されます。文書の内容、宛先、枚数、オプションを、もう一度見直してください。

5. 支払って差し出す

郵便料金は、クレジットカードで支払います。支払いが済むと、文書が差し出されます。差出人の控えとして謄本が残るので、あとで見返せるように保管しておきましょう。

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料金はいくらかかる? どうやって払う?

e内容証明の料金は、枚数やオプションで変わります。受取人が1名で、文書がA4で1枚の場合の内訳は、次のとおりです。

項目料金
郵便料金110円
電子内容証明文書19円
内容証明料金382円
一般書留480円
謄本送付304円
合計1,295円

文書が2枚目以降になると、1枚ごとに366円が加算されます。内訳は、文書が6円、内容証明料が360円です。たとえば、文書が2枚なら、1,295円に366円を足して1,661円になります。

さらに、オプションを選ぶと次の金額が加わります。

  • 配達証明:350円
  • 速達:300円

文書が2枚で配達証明をつけるなら、1,661円に350円を足して2,011円です。

料金は、受取人1名の場合の例です。実際の金額は、支払い前の画面で必ず確認してください。

つまずきやすいのはどんな点?

はじめて使う人が悩みやすい点を、まとめました。

規定エラーで差し出せない

最も多いつまずきは、文書の書式が規定に合わず、エラーになることです。Wordで作った文書は、見た目がきれいでも、規定に合っていない場合があります。たとえば、ページ設定や文字の並びが決まりと違うことがあります。エラーが出たら、表示された内容を確認して、文書を直してから、もう一度アップロードします。

枚数が5枚をこえてしまう

1通あたりの文書は、5枚までです。書きたいことが多いと、枚数がふくらみます。そんなときは、事実を時系列で整理し、伝えたい要点を絞ると、すっきりまとまります。細かい資料は、文書本文ではなく、別の方法で相手に示すことも考えられます。

宛先の情報を書きまちがえる

相手の住所や氏名を、まちがえて入力すると、相手に届かないおそれがあります。契約書や請求書など、手元にある記録と見比べて確認しましょう。会社が相手のときは、会社名の表記(「株式会社」の位置など)にも注意してください。

料金を安く見積もってしまう

1,295円という金額は、受取人1名で、A4の1枚の場合です。枚数が増えたり、配達証明や速達をつけたりすると、料金は上がります。出す前に、合計を計算しておくと、支払い画面で驚かずにすみます。

内容証明に力があると思いこむ

内容証明は、文書を出した事実を証明する制度です。書いた内容が正しいことは証明してくれません。支払いなどを相手に強制する効力もありません。「出せば相手が動く」と決めつけず、あくまで記録を残す手段だと理解しておくと、落ち着いて使えます。

謄本を保管し忘れる

差出人の控えとして、謄本が残ります。あとで「何を出したか」を確かめるときに使えるので、なくさないように保管しましょう。

配達証明や速達はつけたほうがいい?

配達証明とは

配達証明は、相手に届いた日を、郵便局が証明するオプションです。内容証明だけでは、「出した」ことの記録は残りますが、「届いた日」は分かりません。届いた日が大切になりそうな場合には、つけておくと役立つことがあります。

料金は、350円が加算されます。

速達とは

速達は、通常よりも早く届けるためのオプションで、300円が加算されます。期限が近いときなど、早く届けたい事情があるときに検討してください。

どう選ぶか

オプションは、目的に合わせて選びます。目安は次のとおりです。

  • 届いた日を残しておきたい:配達証明を検討する
  • 早く届けたい:速達を検討する
  • 費用をおさえたい:必要なものだけに絞る

どれを選ぶかは、状況によって変わります。費用と目的を見比べて、自分で決めてください。

文書づくりが不安なときは、サシダスを使う方法もあります

e内容証明では、文書の規定エラーが、つまずきの大きな原因になります。そこで、文書づくりの手間を減らしたい人向けに、サシダスというサービスがあります。

サシダスは、株式会社HADOが運営する民間サービスです。用途を選んで、質問に答えていくと、日本郵便のe内容証明の規定どおりのWord文書ができます。書式は弁護士が監修しています。

利用料は1通2,980円(税込)です。郵便料金は別に、日本郵便へ支払います。規定エラーなどで差し出せなかった場合は、利用料を全額返金します(条件があります)。

なお、サシダスは日本郵便と提携していません。利用登録や差し出しの手続きは、この記事で説明した流れで、自分で進めます。

ここまでの内容を参考に、利用登録、文書の準備、料金の確認の順で進めてみてください。

よくある質問

Q. e内容証明は誰でも使えますか?
利用登録をして、クレジットカードで郵便料金を支払えば、使えます。文書はWordファイル(A4縦)で用意する必要があります。登録の条件や手順は、サービスの案内で確認してください。
Q. e内容証明の料金はいくらですか?
受取人1名、A4の1枚の場合は、1,295円です。2枚目以降は1枚ごとに366円が加わります。配達証明をつけるなら350円、速達なら300円が加算されます。
Q. e内容証明は何時でも出せますか?
24時間受け付けています。ただし、メンテナンス時は使えません。出したい日が決まっているときは、余裕をもって準備しておくと安心です。
Q. e内容証明で出せる文書は何枚までですか?
1通につき、5枚までです。文書はWordファイルで、A4縦にします。枚数が多くなりそうなときは、伝えたい要点を絞ってまとめるとよいです。
Q. 内容証明を出すと、相手に支払いを強制できますか?
できません。内容証明は、いつ・誰が・誰に・どんな内容の文書を出したかを、日本郵便が証明する制度です。文書の内容が正しいことや、相手に支払いなどを強制する効力を証明するものではありません。
Q. クレジットカードがなくてもe内容証明は使えますか?
e内容証明の郵便料金は、クレジットカードで払います。カードを使わずに出したい場合は、郵便局の窓口で出す方法があります。ただし、内容証明を扱う郵便局は一部です。窓口では同じ文書を3通用意し、文字数や行数の決まりに合わせる必要があるので、事前に確認しておきましょう。
Q. 文書の規定エラーが出たら、どうすればいいですか?
エラーの表示を読んで、文書を直し、もう一度アップロードします。Wordで作った文書は、見た目がきれいでも、書式が規定に合っていないことがあります。A4縦で5枚以内になっているかを確認し、ページ設定や文字の並びなどは日本郵便の公式の案内と見比べてください。
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内容証明の文書を、質問に答えるだけで作れます

e内容証明の規定(余白・文字・枚数)に合わせた文書ができあがり、自宅から24時間差し出せます。文面づくりとプレビューは無料。

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